文句なしの勝利でしたね。
アストロズ打線がホームへ戻り覚醒しました。
結局それぞれのチームが全てホームで勝ったということで、アメリカンリーグの優勝決定戦は終わりました
バーランダーで落とすわけない
アストロズの本拠地から始まったリーグ優勝決定戦。
初戦は2−1でヤンキース田中投手の好投も実らず惜敗。アストロズ打線を抑え込んでいましたが、地の利ですね。
カイケルを打ち崩せないヤンキース打線(レギュラーシーズン同様)は1点に抑えられ沈黙。打てなきゃ勝てない。当たり前ですね。
2戦目は優勝請負人としてデトロイトから移籍をしてきたベテラン、ジャスティン・バーランダー
負けるわけないですよね。
この日は124球を投げきって完投。2−1のしびれる展開。凄い投げ合いでした。セヴェリーノがこの日は安定した投球でしたが、打線の援護なく。。。
ジャッジ、サンチェスが全く打てないってのは厳しいですよね。
この日はサヨナラでアストロズが勝利。アルトゥーヴェの見事なランニングで勝利をもぎ取りました。
こういう接戦を取るところは強いなと感じますし、モノにするチームが最終的に残るんだろうなと感じる試合でした。
展開的にはどっちにころんでもおかしくは無かったですが。
ホームへ戻りヤンキースが開花
敵地とは打って変わって、ブロンクスの本拠地へ戻ったヤンキースは、勝率が異常に高いのです。
この時点で過去20試合19勝というありえない数字(笑)なんでやねん、じゃぁ敵地でもやれよとおもうのですが、バッターにとって有利な形状をしてるんですよね(ライト方向のスタンドが距離短い)
8−1と打線が大爆発し第3戦は勝利。サバシアも好投を見せて文句なしの勝ち方でした。
4戦目はアストロズが6回に先制するも、8回に一気に逆転。ホームのジャッジやグレゴリウスは打ちます。なんでしょうね、不思議なものです。
この日のアストロズリリーフ陣は今後のワールドシリーズへ入ったときの懸念材料になるほど不安定で打たれていました。これもまたアウェイの雰囲気なんでしょうかね、早々に登板した抑えのジャイルスも全く歯が立たず。
5戦目は田中マー君が登板。圧巻のピッチングでしたよね。
相手はこれまで勝った事がなかった相手、カイケル。4回2/3までで4点をもぎ取って引きずりおろしました。この日もジャッジ、サンチェス、グレゴリウスが良い仕事をしていました。
ホームで強いヤンキースが本領発揮をし2連敗からの3連勝。
このまま次の日に試合があれば!と思ったモノですが、、、
ホームへ戻って勝利を重ねる
ヤンキース同様、アストロズもホームで強いのです。
第6戦は打線が覚醒。打てなかった2番レディックを絶対に外さず使い続けた監督に脱帽。だってこの日も!!打てなかったわけです。30打席以上ヒットがない選手を使い続けるメンタリティは凄い。
そしてこの日は不振アルトゥーヴェが完全覚醒。4打数2安打1四球3打点の活躍。4年連続200安打を打っているチームの中心的存在が打てば、盛り上がります。
そして、バーランダー。
負けませんよね、やっぱり(笑)
7回を投げて5安打8奪三振1四球。ヤンキース・セヴェリーノには荷が重かったでしょう。監督が期待するのはわかりますけどね。田中を当てていたらどうなっていたかはわかりません。カイケルもいるわけで、投手層の厚さを考えるとアストロズに分があったということでしょう。
おまけに打線が調子をあげているわけですし、爆発して覚醒してしまったあと、第7戦はかなりシビアな戦いに成ることは予想されました。
そして最終戦
第3戦で結果がだせなかったモートンがいいピッチングを披露し6回までに無失点。そして打線は4回にがティスがソロホームランを打ち、試合の雰囲気ががらっとかわります。
4回まで緊迫した状況からの1発の威力は計り知れないですね。メンタルにくるんでしょう。その後、6回に3点の追加点を奪取した時点で試合が決まったような雰囲気になりました。
4点といえば跳ね返すことが出来る点数ですが、敵地のあの大きな声の圧力(43000人の観衆の怒号は凄いモノがあります)に屈せず、打ち続けることは容易ではないでしょう。
先発モートンが降板したあとは先発陣の一人、マカラーズが登板。最後まで投げきって試合を決めました。
私はこのシーンを見たときに、ワールドシリーズへ絶対にいくんだという監督の気持ちを感じました。
と同時に不安も垣間見ました。
総括
ワールドシリーズへ行くチームは、投打ともにバランスがとれ、勢いと運のあるチームが上へいきます。
本来ならばホームでもアウェイでも強いチームが、と言いたいところですが今回のアメリカンリーグ優勝決定戦に関してはホームの力に後押しされたチームが勝ったということです。
アストロズに見られる先発陣のすばらしさ、チーム打率の高い打線は文句はありません。しかし、第7戦で先発のマカラーズが最後を投げきるという「総力戦」的な監督采配をみたときに、リリーフ陣を休ませたいという監督やコーチ陣の配慮はわかりますが「絶対的な自信がない」という一抹の不安を残したままワールドシリーズへ行くことになりました。
ドジャースはその点、圧倒します。アウェイ・ホーム、あまり関係ないようですね。この点を考えると、今年は29年ぶりに名門ドジャースがワールドシリーズの優勝をすると予想します。
4−2敗でドジャースがワールドシリーズ制覇
私の予想はこれです!
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