こんにちは、MUJ.com(@MacUserJP)です。
メジャーリーグのプレイオフってややこしい?
ちょっと解りづらいよね、という方には必見です。
3末から始まった半年間の長いレギュラーシーズンが終わり、9月末からは各リーグで熱戦が繰り広げられます。
出場権獲得の必要条件と2017年の出場チームなど詳細に説明致します。
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メジャーリーグのプレイオフ出場権は全てレギュラーシーズンの勝率で決まる
わかりやすいですね。まずは各リーグが3つの地区に分かれており、それぞれの地区の勝率が一番高かったチームが、地区優勝チームとなります。
レギュラーシーズンの162試合を戦います。まずは現時点(2017年9月24日)の勝敗表をご覧ください。
アメリカンリーグ
東地区はレッドソックスが90勝64敗、勝率.564で首位です。僅差のヤンキースが2位で86勝68敗、勝率.558でレッドソックスとは4ゲーム差。まだこの地区は優勝チームが決まっていません。
中地区はクリーブランドインディアンスが怒濤の22連勝を記録し、その2日後にクリンチしました。プレイオフ出場権を得たチームが「クリンチする」と言います。勿論、10ゲーム差ついていますから、地区優勝も果たしています。
西地区はシーズン当初からずば抜けた成績を誇っていたヒューストンアストロズ。95勝59敗は素晴らしい成績ですね。優勝しております。
では、ナショナルリーグを見てみましょう
東地区はワシントンナショナルズが先日地区優勝を決めました。イチローのいるマイアミマーリンズは10.5ゲーム差ですから今年もプレイオフ進出ならず。
中地区は昨年のワールドシリーズ覇者であるカブスが首位に居ますが、4.5ゲーム差でセントルイス・カージナルズがじんわりと勝ちを積み重ねており肉薄しています。ここはまだ地区優勝者が決まっていません。
西地区はドジャースが優勝しました。ダルビッシュが移籍し、また高い勝率を誇ったチームなので今年はワールドシリーズ制覇が期待される名門チームです。
メジャーリーグにおけるワイルドカードとは?
日本にも「クライマックスシリーズ」というプレイオフ制度が導入されましたが、NPBには無くMLBに存在するのが「ワイルドカード」です。
この「ワイルドカード」は地区優勝した3チーム以外にあともう1つのスポットを埋めるために地区優勝を逃した勝率下位のチームで、尚且つリーグ内全チームの中で勝率が高かった2チームが
「1試合プレイオフ」を戦って決めます。
これが「ワイルドカードゲーム」と言われています。1試合で決めちゃうところがいかにもメジャーらしいですね。
この試合に勝利したチームが、リーグそれぞれの勝ち抜き戦に加わることができるということです。
アメリカンリーグの候補は、昨日の時点で(2017年9月23日)NYヤンキースが既にワイルドカード出場権は獲得していますが、最後の1枠はまだ決まっていません。
ミネソタ・ツインズとテキサス・レンジャース、LAエンジェルス、KCロイヤルズまではまだギリギリチャンスがあるのかな言ったところ。残りゲーム数が少ないのですが、混戦模様ですね。最後の追い込みに注目です。
ナショナルリーグの候補は、ぐんぐん調子をあげているアリゾナ・ダイアモンドバックス、コロラド・ロッキーズ、セントルイス・カージナルス、ミルウォーキー・ブルワーずですが、まだ中地区の地区優勝が決まっていないので(カブスかカージナルズか)入れ替わる可能性があります。
カージナルスは大変力のある名門チームで過去に11度ワールドシリーズを優勝しています。2011年には田口選手が在籍中にワールドシリーズ制覇をしています。毎年8月以降強いという印象ですね。
プレイオフの組み合わせは?
さて、今年のプレイオフの様相ですが、こんな感じになっています。
現時点でのアメリカンリーグの勝率一位と二位であるクリーブランド・インディアンスとヒューストン・アストロズはレギュ−ラーシーズン終了後に入れ替わっている可能性があります。アストロズが1位で終わるような気がしているので、上記の画像には1位にアストロズを記載しました。
ナショナルリーグがかなり入れ替わる可能性もありますが現時点での状況です。それぞれ勝率の良いチームが「ホームアドバンテージ」を獲得します。ホームゲームから始まって、敵地へいくという順番ですね。
ディビジョナルシリーズとは?
1試合のワイルドカードゲームが終わりリーグそれぞれ4チームに絞られると、「ディビジョナルシリーズ」=地区シリーズが始まります。
5試合戦う中で3勝したほうが勝ち上がり、リーグ優勝決定戦へ駒を進めます。
また、5試合のうち3試合を地区優勝勝率上位のチームがホームでの開催ができることが「ホームアドバンテージ」です。1試合多くホームで試合ができるということで、ホームのファンの皆さんの力が大きく影響するというわけです。
チャンピオンシップシリーズとは?
英語ではChampionship Seriesという表題になっていますが、これは「リーグ優勝決定戦」という意味です。アメリカン、ナショナル、それぞれのリーグの覇者を決めるシリーズで、7試合開催されます。
4勝したチームがリーグ優勝チームとなり、ワールドシリーズへ駒を進めます。
ワールドシリーズとは?
MLB1位決定戦のネーミングを「ワールドシリーズ」と呼ぶところがいかにもアメリカ的ではありますが、プレイオフを勝ち上がったリーグ覇者の2チームが7戦シリーズを戦い、メジャー1位を決めます。
ワールドシリーズのホーム開催ですが「2試合、3試合、2試合」と割り振られます。ホームアドバンテージを得るチームは、夏のオールスターで勝利したリーグです。
2017年7月12日に開催された今年のオールスターゲームはアメリカンリーグが2−1の僅差で勝ちましたので、アメリカンリーグのリーグ優勝チームがホームで多く戦う事になります。
米国のオールスターは日本のように2試合もおちゃらけた試合はしません。常に本気、そしてスペシャル感満載の1試合。全て合理的に意味のあることをやるのが米国流ですね。
2017年MLBプレイオフの私的な予想
私の大まかな予想を建ててみました。
アメリカンリーグはリーグ優勝決定戦には、インディアンスとアストロズではないでしょうか。
ナショナルリーグのリーグ優勝決定戦にはドジャースとナショナルズがぶつかるでしょうね。ドジャースに勝って欲しいというのが私的な希望です。
熱血レッドソックスファンである私にとってはインディアンスは強すぎるのかなと。ここ5試合は連勝しているので調子はあがっているようなので、このまま維持してほしいですね。
見たいのはレッドソックスーヤンキースのリーグ優勝決定戦なんですよね。
ですから、ヤンキースにはワイルドカードから勝ち上がってもらって、ヒューストン相手に勝って、レッドソックスはクリーブランド相手になんとかギリギリでもいいので勝ってもらってNY-BOSTON対決が見たい。
鬼熱いんですよ、このライバル関係は。現地で見ていた事があるのでまぁそれはもう大人の喧嘩のようなモノで(笑)真剣にぶつかる姿がすごいんですよ。
まとめと雑感
メジャーリーグのプレイオフと仕組み、組み合わせについてお伝えしました。毎年この時期になると熱い試合が毎日あり、朝からテンションマックスになります。
家族で大画面で見るも良し、iPhone+AirPods+At Batでひとりで観戦するもよし、iPad Proでみるもよし、様々な観戦スタイルがありますので、今年の秋は大いに盛り上がってください!!!
あと1週間ほどでプレイオフブラケットが完全に埋まります。またその頃にアップデートし、プレイオフ中も結果報告や私の予想などもあげていきたいとおもいますので、どうぞよろしくお願いします!
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