ゴルフ:全米プロ選手権二日目
松山選手は強い。これまでも何度もお伝えしていますが、今日も強かった。
前半の難しい5ホールは1アンダーでクリアし、後半に入ると15番のティショットを曲げるまで3連続バーディ。ここで降雨中断、プレイサスペンデッド。
2時間の降雨中断後プレイが再開。
ティショットを曲げた15番もバーディを奪取、その後は17番のショートでバーディ。
7バーディ・ノーボギーの64をマーク。
運も良く日没後、まだ明るい時間帯にラウンドを終わることができました。2日間トータル8アンダーで首位タイにいます。圧倒的ですね。
クエイルハロの難コースをノーボギーでラウンドするのは凄い事です。
明日の同伴競技者はキスナーですが、圧倒されて崩れるんではないですかね(笑)
運も良く日没前のまだ明るい時間帯にラウンドを終わることができました。
優勝候補のジョーダン・スピース、ローリー・マキロイが伸ばせず残念ですが、人気のあるジェイソン・デイやリッキー・ファウラー、ジャスティン・トーマスなどが上位にいるので決勝は盛り上がるでしょうね。
Rd2の印象
スロープレイの注意を受けた昨日、テンポ感を邪魔されたのか「お先にパット」を外したりと3連続ボギーを喫しました。今日はその3,4,5番をPAR,PAR,BIRDIEとしっかりと克服。この辺の精神的強さ(もしかしたら昨日のことは覚えてない?w)もすばらしい。
しっかりとメンタルコントロールできていることがわかります。
7番9番も決してラクではありませんし、同伴者のエルスとポールターが伸び悩んでいる中でのバーディ奪取は好調キープしている証明でもあります。
後半に入ってから、ショットが暴れ出し、特にティショットが左や右に散ってバンカーに捕まったりするも、しっかりとリカバリーし、アプローチも冴えており、しびれるパーパットを決めたり、と客観的にみても危なげないゴルフに見えました。
「ショットを打った後の仕草で彼のショットの精度や結果を測ってはいけない」とアメリカのゴルフ記者もネタにするほど、松山選手のショット後の所作が結果とつながりません。
手を離すということは、バランス良く納得のいくショットを打てなかったことの証ですが、松山君の場合はそんな動きをしても、結果はフェアウェイど真ん中なんて日常茶飯事(笑)
ですから、見ている方はヒヤヒヤするのですが、実は結果的にはわくわくに繋がっているのではないかと思います。
松山選手の一挙手一投足に注目です。
エルスのキャディと話し込んでいる姿を度々見て、一生懸命英語でコミュニケーションを取る努力をしているのも良いことだと感じました。
活発に英語で話ができるようになれば、ツアーに参加していてもっと楽しい時間が過ごせると思うので、英語がんばりますとインタビューで言っておられました。言葉は文化です。英語習得は大変難しいことですが、是非ともがんばってほしいですね。
今日は彼にとっては完璧なゴルフではないにせよ、結果的にスコアがついてきていることがいまの松山選手の強さなんでしょうね。
練習場で調子が悪くても、結果を出す。しんどいときでも、チャンスがある位置に自分を置く。これこそプロなんだと思います。
PGA ChampionshipのWEBサイトからの動画
※全て英語音声つき
明日はムービングデイ
トーナメントの3日目は「Movind Day」といってスコアを大きく伸ばす日と言われます。
松山選手はすでに今日大きく伸ばしましたが、明日も同じようにビッグスコアを叩き出せば首位のまま最終日のバックナインでその勇姿を見ることができますね。
日本人メジャー初制覇という歴史的偉業を達成する大きなチャンスが目の前にあるような気がします。周囲の雑音や邪念に邪魔されず、いつものマイペースにやってほしいと願います。
いやぁたのしみだ!!
PGA ChampionshipのWEBサイトからの動画です。
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