こんにちは、MUJ.com(@MacUserJP)です。
先週のWGCブリジストン招待でPGAツアー通算5勝目を挙げた松山英樹選手。
彼のクラブセッティングを検証してみましょう!
世界ナンバー1と言っても過言ではない松山選手のゴルフギアに興味ある方は多いのでは無いでしょうか。
松山選手のクラブセレクションには「こだわり」を感じます。
最新モデルを使うのではなく、彼自身が打ち込んできて結果が出た物、数年前の旧式モデルを利用していることが多いのです。
ですから、アマチュアの皆さんにも中古市場が盛んな今、安く入手することが可能です!
今回はまずドライバーとフェアウェイウッドをご紹介します。
松山英樹選手の選んだエースドライバーは?
ドライバーはこれまでもウェアやボール、アイアンの契約先であるスリクソンモデルを使用していましたが、去年からキャロウェイの旧型モデルを使用中です。
キャロウェイ・グレートビッグバーサ・ドライバーのロフト9度、シャフトはグラファイトデザインのツアーAD DI-8 TXです。
このモデル2015年発売なんですよね。プロは2014年シーズンから使っているものですから、相当前のモデルになります。
シャフトはツアーモデルでしょうけど、中調子のDIシリーズも5年以上前ものですから使い慣れたシャフトが良いのでしょうね。
市販のDIはDI-6,DI-7,DI-8と三種類ありますが、TXの略を紐解くとTour Xということでしょう。DI-8の市販のXhは重量が85g、トルクが2.9ですが、松山選手のものはさらに重くトルクも少なめの「ピンピン」仕様ではないかと推察します。
あのスイングスピードと切り返しの早さに対応できるシャフトでないと、出玉が暴れるでしょう。
しかしDIは元々全体がムチのようにしなる感覚があり、大変心地よいシャフトなんですね。ですから、私たちが思うほど「プロ仕様」=「ハードスペック」ではないとおもいます。
私も実は長年DIユーザーでして、DIの後に発売されたDJシリーズに乗り換えたこともあるのですが、ぬめっとした感じが駄目でDIに戻したという経緯がありました。
私は身長180センチの83キロですので日本人の中でも比較的「少し大きめ」のほうですが、私のようなアマチュアでもDI-7Sあたりは余裕で使いこなせますし、夏場であればDI-7xもありだとおもいます。冬場はどうしても柔らかめのシャフトのほうがラクにうてますからね。
市販のDI-6なども扱いやすいシャフトだとおもいますので、どうぞお試しあれ!
松山選手お好みのフェアウェイウッドは?
フェアウェイウッドには定評のあるテーラーメイド社ですが、まずご紹介したいのはロケットボールズ・ステージ2です。
このロケットボールズ、馬鹿売れしました。
2012年に発売された初代モデルは、ヘッドの色が白!という強烈なインパクトがあり、また、とにかく飛ぶと評判に。ヘッドの反発係数が規定ギリギリということなんでしょうけど、ドライバーよりも飛ぶんじゃね?というくらい飛んでいたなという印象。
この頃から3番ウッド(スプーン)でプロが300yd飛ばすなんて話が当たり前になってきました。
私も5年前にこのモデルをの3Wを買い、グラファイトデザインのTOUR ADのDI-7xを差して使っていましたが、個人的には白いヘッドの色がテークバックの時に気になってしまい黒く塗ったのを覚えています(笑)
松山英樹選手が選んだFWがロケットボールズのステージ2と聞いて、プロでも簡単に飛ばせる、そしてコントロールできる優しいヘッドを使うんだなということに納得。
一打を争う厳しい世界ですから、強いて難しいクラブをつかうことはしませんよね。できる限り易しく、扱いやすいクラブを選ぶところに勝負師である松山選手の在り方を垣間見ることができます。
ロケットボールズの特徴としては、反発係数が高いフェース素材、重心の位置が前方に浅く設定されていることでロースピンで直進性の高い球がでやすくなっています。勿論、よく飛ぶ。低スピンですから曲がりも少ないという利点があるわけです。
難点としてはヘッドスピードが43m/s以下方はボールが上がりにくいということもあるので、使い手を選ぶことは間違いありません。アスリート向けの仕様なので、試打をされることをオススメします。
このロケットボールズ・ステージ2で昨年のWGC HSBCチャンピオンズ優勝時にバッグに入っていましたが、このたびのWGCブリジストン招待は最新のM2 2017年モデルで優勝しました!
テーラーメイドのM2 フェアウェイウッド2017年モデル
ロケットボールズと同様にとにかく飛ぶ!のです。松山セレクションの中で、ロケットボールズからM2への移行は大変スムースであったとおもいます。
このヘッドにグラファイトデザインのツアーAD DI-9 TXを差しているようです。DI-9は市販では存在しませんので、完全にプロモデルです。ヤフオクなどでもしかしたら落ちていて入手可能かもしれませんが、市販のDIシリーズは今でも購入可能ですので、チェックしてみてください。
旧型のM2との違う点は20cc体積がアップしたことですが、果たして松山選手のプロモデルは同様の進化があったのかは定かではありません。
プロに支給されるヘッドは全て例外なく市販のものとは違う物だという話はよく耳にしますね。
アマチュアにも使いやすいフェアウェイウッドですが、このM2はスプーンで飛距離が欲しい方、ドライバーで不安な方がティショットで使いたい方、曲がりが少なく直進性が欲しい方にぴったりですね。
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