素晴らしい動きだとおもいます。
9to5Macの記事によると、アップル社も「白人至上主義」や「ヘイトグループ」が運営する販売サイトなどでのApple Payの利用が出来ないよう、措置を執ったそうです。
該当するサイトはネオナチや右翼思想を謳ったバンパーステッカーやTシャツなどの販売を行っているサイトで、白人至上主義を前面に押し出した販売サイトは全て排除されるとのこと。
バージニア州シャーロッツヴィルの事件
先日、ネオナチを謳う人物がデモ運動中に車で事故を起こし一人が死亡数十人が怪我をしました。その後、この事件について現大統領のトランプ氏が配慮のない発言をTweetしたことも問題視されています。
アップル社は公式コメントはしていませんが、Apple Payの規約とガイドラインには「暴力やヘイト、そして人種、年齢、性別、宗教、LGBTなどを差別するサイト」は利用不可としている。
クック氏も先週、昨今の白人至上主義や人種差別による暴力についてツイートしており「モラルの問題であり、人々はこの概念に対して断固として戦うべきだと」
“We’ve seen the terror of white supremacy & racist violence before,” Cook wrote. “It’s a moral issue – an affront to America. We must all stand against it.”
先日のノースキャロライナ州・シャーロッツヴィルでの出来事についても胸を痛めておりツイートしています。
「シャーロッツヴィルでのシーンには胸が痛い。アメリカには暴力と差別の居場所は無い」
Heartbreaking scenes in #Charlottesville. Violence and racism have no place in America.
もApple Payと同様の措置をとることを決めたようです。ヘイトや暴力などを推奨し、その活動におけるファンドレイジングなどにPayPalは利用されることはない、としています。
Discoverというカード会社(米国本社)も同様の措置を取ることを決めたようです。
超右翼的発想の排除の流れ
白人至上主義の問題は既に歴史的に解決しているはずでした。ナチスドイツやアメリカの歴史にある奴隷制度問題など、過去を振り返ると一つの民族が他民族を搾取するという暴挙を振るった暗黒の歴史が存在します。
人類は大きな過ちを犯し、そしてその過ちから学び進化してきたはずです。
しかし、混沌とした現代社会の中で今も尚、「超右翼思想」を謳うグループやヘイトスピーチをあからさまに表現する団体が存在しています。
左翼的な思想が全て正解なのか、といえばこれは議論を重ねていくべき問題ではあります。しかし時代が変わり進化していく過程を踏まえて現代の人の在り方を冷静に考えても暴力やヘイトは受け入れられるものではありません。
人は皆平等であり人権があります。お互いの違いを受け入れて共存していかねばなりません。
白人至上主義者たちはこの現代人の営みをと在り方を真っ向から否定する思想を強要しています。
表現の自由は担保されるべきですが、物理的な暴力と言葉の暴力は使ってなならない。穏やかに暮らす人たちの生活を脅かすことは許されるものではありません。
私たちは断固としてこのような愚行に立ち向かうべきです。
アップルやPayPal社のとった措置は英断であったと、ハッキリ申し上げておきます。
今日も読んでくださってありがとうございました。
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