出典:LEICA JAPAN
ライカについて大いに語ろうその①の記事をかいたのが、先月ブログを開始してから間もないことでした。ライカってニッチじゃん。ライカって高いじゃん。ライカってオートフォーカスないじゃん。ライカってボディだけじゃなくて、レンズもたけーじゃん、、、
そりゃもう言い始めたらキリないくらいライカって「いまどき」のカメラではございません。
しかーし、
ライカがライカで理由、そしてそのすごさがあるのです。
それは、どんなカメラでも太刀打ちできない「何か」があるんですよ。
ライカを超えることができなくて、別の路線を開拓し発展させた会社ばかりですからね。
ライカがあってこそ、いまの一眼レフの世界があるといっても過言ではないと私はおもいます。
ライカにおける「何か」を説明するのって結構大変でして、私なんぞ素人がとやかく言うレベルの話でもないし、とにかく皆さん手に取ってみてくださいよ、のひとことでおわっちゃうくらい、言葉を超越したものをライカのカメラを握りしめたときに感じられるという事実あります。
手に取った瞬間におもわず「はぁ〜」とため息がでるような素敵なカメラです。
ライカという魔物
お値段は悪魔的に高いです。はい。これはもう正直なところ、ドイツのライカ本社の方向へ大きな声で「めっちゃ高いやんけ、とりあえず半値にしてくれや」と値引き交渉をはじめたいくらい。
10年前に発売された初のデジタル「M8」なんて今でも中古市場で15万〜25万で取引されちゃうのです。5年くらい前にM8もM9-Pももっていたのですが、あの頃よりと比較しても値段が変わっていないってのもライカのすごさの一つでしょうね。
2009年にM9が、2012年にM typ240(M10じゃなくてね)そして、2016年に現行のM10が発売されましたが、現行のM10は税込み100万オーバー、一つ前のM typ240 (動画機能抜きのtyp262ってのもあります(私これ好き)も今では60〜80万で取引されています。
値段が下がらないのはボディだけじゃないから
そうです、ライカといえばレンズなんです。純正のライカレンズ2本とか買っちゃったらこれも車買えちゃうからね、まじで。高いんだから、って値段の話ばかり終始していますが、何が言いたいかといえば、お値段の問題ではないのです。「金」(延べ棒ね)などと同等に投資目的として買う人もいるくらい、ライカの評価ってのは高いということなんです。
ボディ+レンズで結構な「投資」になりますが、かえってくる結果、所有欲を満たしてくれるオーラ、カメラ自体の存在感は強烈です。
もし万が一、手放さないといけなくなっても、往年のライカユーザーさんたちが味方でいてくれます。中古屋さんにいきなり売りに行くのでは無くて、オークションなどでちゃんと大事にしてくれる人をみつけましょう。かなりのお値段で売却できること間違いありません。
ライカのすごさは、 存在感があるのに威圧感がないこと
出典:マップカメラ
リアルな話はさておき、ライカのもつ半端ないエネルギーに最初は圧倒されること間違いありません。しかし、ドイツ製品ならではの「無駄のない機能性」にも、驚くとおもいます。
どのデジタルMを手にしても感じるのが、そのコンパクトさです。
とにかく、手に丁度フィットする。重さも適度、軽くも重すぎることもない。35ミリや50ミリのレンズをつけて持つとバランスが良く、しっくりくる。
そして特筆すべき点は、威圧感がないということです。
ストリートスナップを撮影しているとき、コンデジならさくっと取り出して、ぱっと撮影が可能ですよね? 一眼ならどうでしょうか? フルサイズでもAPS-Cでも結構なヘビー級サイズです。おまけにズームレンズがついていてたらかなり威圧的に感じるかもしれません。(最近は小さな一眼もでまわっていますが)
カメラを向けられたときに感じる「圧」のお話。
コンデジ同様、ライカのMシリーズはその「圧」が極端に少ないのです。
シャッター音も小さく控えめ。もちろん、画質の美しさは、コンデジには到底マネできません。また、一眼を凌駕してしまうレベルです。
撮影をするという行為そのものがレンジファインダーのおもしろさとおもわないと、デメリットしか感じないかも
とにかく、フォーカスはおそい。もちろんです。マニュアルですからね。
シャッター半押しして「ピピっ!」とか言いませんから(笑)
じっくり被写体をみて、ピンをあわせて、シャッターを切るという一連の動作はゆっくりでいいんです。レンジファインダーだから、ファインダー越し見える構図と、実際に撮影される写真は少しずれます。これがまたおもしろい。
これを全て、エンジョイしてほしいのです。
ライカをつかいはじめると、連写とか興味なくなります。
何をどうやって撮影しようか、じっくり時間をかけて考え込んでしまうこともあります。
それだけ写真を撮るというのは、時間を要するモノだと考えるようになります。
全く違う次元で写真や撮影を思考するようになるので、また違った楽しみ方ではないかとおもいます。
Totally a different experience from DSLR(一眼レフとは全く異なる経験)というわけですね。
M9が発売されたのは2009年だったのかと思うと、すごいですね。全く問題なく「現役」です。
まとめ
何年たっても、やっぱりMっていいよな、Mレンズってすげーよなと思えるものが存在することがありがたいです。
商品の開発・発売のサイクルって目まぐるしいし、とにかく速い。速すぎる?
日本の製品も機能的に充実したモノモノがたくさんありますが、ライカを超えるものは今後もでてこないのかな、とおもうと、ジャパンがんばれ!とおもいます。
SIGMAのDP2のように無駄を排除したニッチなカメラとか、いいですよねぇ〜。健闘しています。リコーのGRも地味に素敵。リーズナブルなお値段で入手可能な素敵なカメラ達です。
いまはM10を入手することが目標です。がんばろう、おれ!
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