こんにちは、MUJ.comです(@MacUserJP)
MacRumorsに大変興味深い記事がありましたので、ご紹介します。
企業が現政権に対して影響力を持つためにロビー活動をするのが米国などでは当たり前のことなんですが、この三ヶ月でアップル社はその活動に220万ドル(約2.57億円)費やしたと報じられています。
この金額は1四半期としては過去最高額で、これまでの最高は140万ドル(約1.63億円)でした。この半年で360万ドルも使ったということになりますね。
これほどの額を投入せざるを得ない状況は過去にもなく、その理由は、現政権との哲学的や思考の隔たりが原因とされています。
問題は多岐にわたると報じられていますが、クック氏は校発言しています
「ハッキリしていることは、ある議題においては明らかに同じページに居ない」と。
写真を見れば一目瞭然ですよね。少なくともエディターがこの写真を選んだ理由がなんとなく、その日の会合の空気を物語っているように感じるのは私だけでしょうか。
現政権であるトランプ大統領の政策とは相反する考え方を持っているクック氏並びにアップルとしては、下記について政策に変更または影響力を持ちたいと考えています。
- 法人税改革
- 温暖化政策
- 職場における人種的多様性
- 環境問題
- 特許改革
- 個人情報
- 教育
- アクセシビリティ
- 音楽著作権
- モバイル医療アプリケーションの規制
ブッシュ政権時代からロビー活動を精力的に行ってきたアップル社ですが、この半年間の活動費用を考えても、現政権とは衝突が多いことが容易に推察できます。
企業ロビー活動そのものについて
利益をあげるため、そして株主に対して企業努力をするという意味で、政権に訴えかけるのは当然のことだとおもいます。私自身は1ユーザーとして、世の中がもっと公平になり、富が分配されたらいいのになぁと、漠然と考えている民衆のひとりですので、力もなにもありません。
権力があるところに、変化を促すために巨額の費用をかけて私たちが信頼を寄せる企業が努力することは有り難い話です。
クック氏の生い立ちや彼の思想などを見ても、大変リベラルな方ですし、ジョブスさんとは違った観点で世界を見ておられるなと。その中で、外国人排除や女性蔑視発言などがやたらと目立って報道されているトランプ大統領のあり方、また政府政権のあり方に対して批判的であることも事実でしょう。
クック氏のように力と発言権がある方に戦ってもらうほか私たちの意見や意向は上には伝わらない。私は個人的には応援しています。私たちの、世界の流れが変わるきっかけでもありますからね。
Disclosure Report以外にも話をしている議題はないのか
ふと思いついたことですが、Disclosure report=開示レポート、はこの会議についての詳細として後日発表されるもので、誰にでも観覧できるものだと推察しますが、これ以外にも話をされたことがあるのか興味があります。
結局、クローズドドアの中での話し合い、関係者のみが立ち入ることが出来る場所での話し合いですから、最先端のテクノロジー、まだ世の中には公表出来ない事などもあるのかもしれません。
どんなニュース、信頼ある媒体やソースで記事になっていること全てが真実だと鵜呑みするほどバカでは無いので、私たちが目にすることが無いことが非常に重要なのかもとおもうと、途方に暮れるのですが。
しかし、これもまたGood Morningでも触れたことなのですが、ブロックチェーン技術によって可視化される時代が来れば、悪事や不正がどんどん排除できるのになぁと、夢見物語かもしれませんが、思いを馳せてしまいます。
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