なんて試合だ!!と思わず叫んでしまうほどの熱戦でした。
ドジャースの本拠地で行われた第二戦、ドジャース先発はベテランのリッチ・ヒル、アストロズはポストシーズン4勝無敗の優勝請負人のバーランダー。
投手戦の様相でしたが、結果的には乱打戦の総力戦になりました。
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ヒルは4回1失点で降板。7つの奪三振で内容的には悪くなかった。
打線にてこ入れをしたロバーツ監督の采配も的中し、5回に同点弾、6回には怪我から復帰したシーガーが勝ち越し2ランが出て勢いは確実にドジャースでした。
しかしワールドシリーズは何があるかわかりません。
バーランダーから3点をもぎ取り、6回に降板をさせたところまでは良かったのですが、ドジャースのリリーフ陣が踏ん張れない。
前田が1回1/3を切り良い感じでいくのかと思いきや、
8回にモローがいきなり打たれます。ライト線に飛んだライナーをプイグがグラブに触っていながらも捕球出来ず2塁打に。かなり悔しがっていましたが、このプレーが大きな転機担になったように感じました。
ここでロバーツ監督が早めの守護神ジャンセンをマウンドへ。コレアがセンター前ヒットを打ち3−2。1点差に。
9回のマウンドにも守護神ジャンセンがあがります。
あと3つアウトで2戦目を制すという、レギュラーシーズン104勝を上げたチームなら余裕でいきそうなところが、、、
一人目のゴンザレスが同点ホームランを打ち、延長戦へ。。。流れはアストロズへ。
9回裏にはアストロズ守護神のジャイルスがマウンドへ。ポストシーズン、調子を下げているだけにしっかりと抑えたいところ。9回は見事に3人切りに成功。
10回表アストロズの攻撃はアルトゥーヴェから。
ここでドジャースは回の頭からフィールズに交代。
アルトゥーヴェは今日4打数無安打。しかし、ここぞの場面で打つのがスターですね。勝ち越しのホームランを打ちます。4−3アストロズ。
フィールズのメンタルが崩壊するのはこの後。続くコレアが更にホームランを放ち2点差へ。グリエルが2塁打を打ったあと、フィールズは降板。
リリーフはシングラニ。フライアウトとダブルプレーで仕留め回は終わります。
10回裏、プイグが1点差に迫るソロホームランを放ちます。球場は大盛り上がり!この後2アウトまでいくもフォーサイスがフォアボールを選びます。
ワイルドピッチでフォーサイスが2塁へ進塁後、ヘルナンデスがヒットを打ち同点に。フォーサイスのランニングとクロスプレーがドキドキモノでした。
興奮はマックスへ!
11回表、ドジャースの投手はマッカーシー。アストロズがヒットの後、スプリンガーのホームランで更に2点差に突き放します。やはり攻撃陣の火がついたアストロズは強烈です。
11回裏、カルバーソンがソロホームランで1点差に迫りますが、最後の打者プイグが三振をしゲームセット。デヴェンスキのスライダーは打てません。
アストロズがドジャースを7−6で下し、シリーズ1勝1敗のタイに持ち込みました。第三戦は明後日、ヒューストンの本拠地で開催されます。
試合を見ての印象
アストロズはとにかく、スライダー(曲がる系、落ちる系)を多投する配球です。そして、ドジャース打線はことごとく打てない。ツーシームには強い選手が多いのですが、バーランダーに対する1巡目は、一生当たらないんじゃないかとおもうほどでした。
次戦はダルビッシュ対マッカラーズですが、マッカラーズもカーブ(スライダー系のカーブ)を多投するので、本拠地へ戻ったアストロズ打線の驚異、アウェイのドジャース打線は沈黙する可能性がありますね。
ダルビッシュは3点までに抑えたとしても、マカラーズから3点以上取れるのかが課題となります。
今日の試合運びをみていても、継投で勝ちきってきたドジャース、1イニングはやいんですよね。。。ヒルには5回までもってもらいたかった。またロングリリーフが出来るマエケンを6,7回と投げさせるべきではなかったかと。ジャンセンは一回こっきりの9回。8回は3人でつないでも良かったはず。
ロバーツ監督が先に動いたことで、リリーフ陣に微妙な影響があったことは否めません。結果的にフィールズが打たれてしまいましたが、彼の責任ではないように思いました。試合の流れを、8回の時点で失ったドジャース、同点にされるべきではなかったところでしたからなおさらでした。
たられば言うのは簡単ですし、外野がやいやい言うのも勝手ではありますが、3戦目がカギになってきました。
ドジャースもホームではこれまで無敗だったところに負けが尽きましたので、是非ともアストロズホームの3戦目、ダルビッシュには好投を期待したい。
彼は今シーズンはじめにミニッツメイドパークで完全試合未遂がありましたので、相性の良い球場です。
明後日が楽しみですね!
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