おはようございます、MUJ.com(@MacUserJP)です。
16年前に初代iPodが発売された
MacRumorsの記事をみて懐かしさがこみあげてきた。
大きな充電器にFirewireケーブル。
耳に入れると「冷たい」と感じたイヤホン。全てがレトロに感じますが、
まだたったの16年前なんだなという印象。
当時はもちろんiCloudもなくネットにも繋がっていないから、Macを母艦にしてケーブルにつないで「同期」をする作業が必要だった。
iTunesでCDから音楽を読み込んでデータ化し、iPodをつないで転送。持ち歩いて音楽が聴けたときは感動したものです。
あの当時、「音楽を持ち歩く」という行為はCDやMDプレイヤーが主流だったと思うのですが、
iPodの出現によりMP3ウォークマンが発売され、その後はiPhoneの台頭によりiPodの陰が薄くなりました。
ネットに繋がっているのが当然で、小さなガジェットでストリーミング配信で音楽を気軽に楽しめるようになるなんて、その当時は考えもしなかった。
クリックホイールの「かりかり」という音が気持ちよかったなぁ
最初のCMがこれ。1000曲持ち歩ける!といううたい文句
ジョブスのプレゼンではCDクオリティの音源を、小さな筐体で持ち運べて、iTunesと自動同期出来ることを推していました。
16年という歳月を経てiPhoneがiPodの用途を全てカバーし、すっかり存在感がなくなりましたが、時代の流れですね。
いまでもたまに昔の120GモデルのiPodを使っている人を見かけますが、大容量のSSDに何万曲も音楽を保存できるようになったときは驚愕したものです。
iTunesとiPod出現により音楽業界が激変
私見ですが、音楽業界そのものがこのツールの出現により大きく影響を受けたこと、それもダメージを受けた事もたくさんあります。
CDからデータ化出来るようになったことで、違法コピーや違法に音楽をダウンロード出来るようになり、結果的にCDの売り上げが減ることに繋がりました。
音楽家たちはCDの売り上げが収入の大きな部分を占めることもあり、業界にとっては死活問題に。
その後、多くのアーチストがiTunesへ自身の作品の登録許可を出す事で、1曲1ドルなどの値段で販売することで利益を得る仕組みにつながっていくのですが、
この「切り売り」に今でも反対しiTunesで買えないアーチスト作品もたくさん存在します。
アーチスト本人の判断、もしくはレコード会社の方針など様々な理由があるとおもいますが、CDというハードウェアの需要が激減している中、音楽の「価値」や「捉え方」をメンタルな部分でもかえてしまいました。
iPodやiTunesの存在はとても便利で、ユーザーにとっては世界中の音楽を瞬時に検索をし入手することができる夢のようなデバイス。
音楽を作る側にとっても、シンプルにiTunesで自身の作品を瞬時に世界発信できる点において、YouTubeで有名になった「PPAP」のピコ太郎さんが良い例ですが、
爆発的な人気を短期間に得ることも可能になりました。
時代においつくために思考回路を切り替えた人たちは、かわりなく作品を提供しつづけ、どんな媒体でも時代においても生き残るすべを持っています。
しかし、そのスピード感に乗れない人たちも少なからず存在します。
SNS時代のスピード感が音楽を手軽に扱えるようになっただけに、本来生で聴いてこそ音楽の醍醐味という超アナログなクラシックやジャズなどのジャンルは、更に厳しい時代に突入するのではという危惧があります。
生音の迫力は残念ながらiPodやiPhone+高性能ヘッドフォンであっても伝わることはありません。かなり近いところまで来ているとはいえ、音は耳だけではなく体に響きます。振動が体、全体に伝わることが音楽の凄さでもあります。
VRという世界はこれを実現してくれるのでしょうか?
技術の発展は、作る側が求め続ければ実現するものだとおもいます。
「音楽は生に限る」を信じてやまない音響技術者が、コンサートホールで生体験するオーケストラの演奏会をVRで実現したいと望めば、近い将来可能になるかもしれませんね。
MLB:ワールドシリーズは明日から!
30球団の中でレギュラーシーズンを100勝したチームが、今回ワールドシリーズで対決です。
ドジャース104勝、アストロズ101勝。相手にとって不足無し。
そしてこの2チーム、ホームゲームでは絶大な力を発揮します。
勝率が上のドジャースが7試合中4試合はホームでおこないますので分がありますね。
アメリカンリーグチャンピオンシップがそうでしたが、ヤンキース、アストロズそれぞれホームで全勝しました。
今回のドジャースは投打共に驚異的なチームです。
カーショー、ヒル、ダルビッシュの3人は当然のこと、リリーフ陣も素晴らしい。先発からリリーフへ配置換えになったマエケンの存在は大きいです。ベスト守護神のジャンセンが後ろにいる安心感。そして打撃。兎に角打ちます。
PSに入ってからの打率の高さは素晴らしい。
対するアストロズも2枚看板のカイケルとバーランダー(夏のトレードデッドラインギリギリで獲得)で4勝を計算に入れているのではないでしょうか。
打撃陣もヤンキースとのリーグ優勝決定戦ではなりを潜めていましたが、最後の2試合で一気に覚醒し調子をあげています。要は4年連続200本安打を記録している、ホセ・アルトゥーヴェです。彼が打てば盛り上がります。
コメント