CupertinoにあるApple Park内に建てられたSteve Jobs Theaterではじめて開催されるアップルのイベント(基調講演)は今週の火曜日に迫りました。
今回のイベントは盛りだくさんになることが予想されており、新製品が目白押し。
- 新型iPhone
- LTE内蔵のApple Watch
- 4K対応の新Apple TV
新製品の柱はこの3つとなります。詳細を見ていきましょう。
目玉はもちろん3つのiPhone
アップルは3機種のiPhoneをリリース予定です。
iPhone7sとiPhone7s Plusそして新しくデザインされた有機LED搭載のベゼルレスiPhoneです。
このiPhoneはiPhone8もしくはiPhoneX、又の名をiPhone Editionというネーミング候補が挙がっています。
iPhoneXやEditionとなった場合、前述のiPhone7sとiPhone7s PlusはそれぞれiPhone8、iPhone8 Plusとなる可能性もあるようです。
iPhoneの新機能やフィーチャーについてはこの夏にリークされたHomPodのファームウェア情報から多くの事がわかっています。
4.7inと5.5in LCD iPhone
iPhone7sとiPhone7s Plusの液晶サイズは、現行モデルであるiPhone7と同等の4.7inと5.5in LCDで代わりありません。
ハードウェアのデザインも特に変更はありませんが、筐体の素材に変更が施されるようです。
現行モデルがアルミに対して新モデルはステンレスのフレームに表裏がガラスの素材だということです。
カラーバリエーションは3種類でブラック、ホワイトとゴールとなります。
全ての新型iPhoneにはワイヤレス充電が採用されることもわかっています。ですが、ワイヤレスチャージャーは今月出荷予定ではありません。
残念ながら4.7inモデルのカメラフィーチャーに5.5inに搭載されている2倍の光学ズーム機能とポートレートは採用されないようです。
5.8in有機液晶 iPhone
今年の1000ドルiPhoneについて噂をきいたことがありますか?
この有機液晶を搭載する5.8インチモデルのiPhoneがまさにそれ。iPhone7から進化したモデルの価格帯が650ドルkら970ドル(約7万円から10万円)ですが、5.8インチモデルについてはプレミアム価格を覚悟しましょう。1000ドル以上するiPhoneですが、最先端iPhoneを買う価値はあるでしょう。
ベゼルレスの筐体に、最先端技術を盛り込んだ有機液晶パネルを搭載したiPhoneは新しいアスペクト比を実現しています。大型の液晶ではありますが、5.5インチLCDiPhoneよりも少しだけ小さく使いやすいサイズになっています。
Touch IDは結局?
Appleは新型有機液晶iPhoneからTouch IDを完全排除しました。一時的に噂になったアンドロイド機のようなTouch ID背面搭載ですが、Appleは精度の高い顔認証(Face ID)を指紋認証(Touch ID)と置き換える決断をしました。
本体のロック解除やApple Payの認証などに関わる大事な機能ですので、精度高くセキュリティ面でも安心できるモノであることを願います。
Face IDは新しい3Dフロントカメラシステムが司り、新しいAppの可能性を広げます。物理ホームボタンが無いことや、大型ディスプレイ搭載によりiOS11のフィーチャーもこのiPhoneではジェスチャーをふんだんに利用することになるでしょう。
より強固な防水機能、背面デュアルカメラ、ワイヤレス充電が新型iPhoneに採用されます。歴史上最高額になると言われているiPhoneですが、サプライチェーンとの問題によりイベント直後の発送は絶望的で、出荷は大幅に遅れると言う噂。
プレオーダーは9月15日(日本では16時01分とのこと)で、4.7inと5.5inモデルの出荷は9月22日より、5.8inモデルは10月末まで発送されないようです。
Apple Watch Series 3
この火曜日のイベントはiPhoneの発表だけで予定時間の半分を費やしてしまうかもしれませんが、今回は最低でも2つの新しいApple Watchの発表をみることができるかもしれません。
去年はApple Watch Series 1とGPSと防水加工が搭載したApple Watch Series 2が発表されました。
今回の目玉はLTE搭載モデルです。LTEが内蔵されることでiPhoneと接続せずApple Watch単独であらゆる機能を使いこなすことが出来るのです。
メッセージ送受信、オーディオストリーミング、フィットネストラッキング等が主な機能です。噂ではAppleはこのLTE機能でVoIPサービス(FaceTime AudioやSkypeなど)以外の音声通話をサポートしないとのことですが、火曜日にその実態がわかることでしょう。多くの噂がなかったwatchOS4の未公開の機能が期待されるところです。
LTE非搭載モデルは現モデルよりも処理速度が速くなっていること以外に現時点では何もわかっていません。
Appleは新しいWatchにどのような新しいフィーチャーを採用するのか?
Appleは今年に入ってからベディット(Beddit)という睡眠トラッキングシステムの会社を買収していますが、この機能が搭載されることは噂にはなっていません。
また、噂にはなっていない新しいセンサーやディスプレイ、Appleバンドなどはこの火曜日にお目見えすることになります。
4K HDR AppleTVとiTunes
現行モデルのApple TVがリリースされたのは2年前。今回のApple TVは5世代目となります。ハイレゾ4Kが視聴可能なHDR(High Dynamic Range)ディスプレイサポートを搭載したフラッグシップモデルとなります。新型のチップも搭載予定でまだ見ることのないtvOS11がより速く処理されるとのこと。
CEOのクック氏が既に6月の段階でAmazon Prime Videoをコンテンツに加えることを表明しています。iTunesストアも4K HDRコンテンツをリリースしていくようです。
その他に何が発表されるのか
最新型iPhoneが独占するであろう発表会ですが、HomePodの新たなデモも見ることができるかもしれません。12月発売のHomePodの近況報告といったところでしょうか。
またAppleはAirPlay 2をサポートしたBeatsのスピーカー(未発表)に関しても今回触れるかもしれません。
6月に発表されたMac Proについても、今回新しい情報を公開する可能性があります。Mac miniやAirPortルーターについても興味がありますよね。
開発中のiOS11、macOS High Sierra, watchOS3にtvOS11についても情報公開と、リリース日の発表があるのではと囁かれています。
まとめ
全ては9月12日、新設Steve Jobs Theaterで明かされることになります!
新しいiPhone、Apple Watch、あなたならどれを買いますか?
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