こんにちは、MUJ.com(@MacUserJP)です
HHKB、ついに我が家へやってきましたよ。
この数週間、理想のキーボード、心地良さを追求したモノを探し求めていたところ、
以前ある方に「HHKB触ったら、他が触れなくなりますよ」と
言われた言葉がずっと耳に残っていた。
サイトを漁りまくって、HHKB、FILCO、REALFORCEなどの
キーボードレビューを読み倒した。
ヨドバシのキーボードコーナーでも、山ほど触りまくった。
キーボードの方式にもいろいろあるが、MacBookユーザーとしては
キーストロークの浅さに慣れているだけに、3ミリ以上の深いモノには
少々抵抗を感じるモノがあった。
ガチャガチャと打鍵音がうるさいのも微妙だし、何よりも指や手が疲れる。
いろいろとキーボードを買って試しているのも面白いのだけど、
最終的にいきつくのはHHKBなんだろうなぁと思いながら過ごす日々。
テンキーがあれば便利だけど、別になくてもいいや、と思っていたし
Magic Keyboardにも慣れていたので買うならBT版かな、なんて
思いを巡らしていたものの、HHKB BTは接続するPCによっては
途切れたり、30分でスリープに入るので電源ボタンをおしていちいち
起動するのが面倒、なんてレビューもみたものだから、
せっかちな私としては、即時スリープ解除が必要不可欠と考え、
「キーボードはやっぱり有線やろ」と。
で、家にやってきたのはこれ
かっちょいいのよ「墨」が。
ブラックじゃなくて「墨」ね。おしゃれすぎだろ。呼び名も色も。
今年はグレーが流行ってんだって。家具が特に。
ダイニングが茶系でも、リビングにグレーもしくは薄いグレー系ってのは
合わせやすいってことで、昨年秋辺りから「推し」だそうな。
大塚家具の販売員が言ってました。
ぱっと見、小さい!
ファーストインプレッションだが、とにかく小さく感じた。
テンキー付きのキーボードを使っていたから尚更そう感じたのだろう。
開封すると、必要最低限のものしかない。スッキリ。
本体、説明書、ケーブルのみ。
墨色だから、キートップなどの文字が見にくいのだが、少し光をあてると
浮かび上がってくる。めちゃかっこいいんだけど。
いやぁ、かっこいいんだわ、ほんとに。
お値段高くない??
たかがキーボードに2万円〜3万円ってアホじゃね?って思う人もいるだろうし、
私も実は「なんでこんな高いねん」と思っていた方だ。
だけど、多方面からの「買ったら最後、手放せないし他へは戻れませんよ」という
言葉が気になって気になって。
値段が高いから「良いと言いたい」っていう次元の低い話じゃなくて、
本当に良いモノってのは、やはりそれなりに高いんだよねって話。
モノに対する価値と支払うお金の価値って、ひとそれぞれだから
仮に100万しても買わなきゃだめだってモノもあるし、1000円でも
高すぎて手を出さないってモノもある。
とにかく、手にして解るものって世の中あるじゃないですか。
最初は躊躇してても、買ってみて触って見て使ってみると、
なんでもっと早くに買わなかったの?ってやつ。
自分の中でゲームチェンジャーだったなっていうものは、そう多く無いのですが
初代Macintosh、初代iPod、iPhone4sが衝撃で、
最近ではAirPodsちAppleWatch Series4の二つは
毎日の生活に大きく影響するほど素晴らしいものだった。
今回のHHKBもこれに匹敵するだけインパクトの強いものだと思う。
だから、支払った対価はそれなりだったけど、お値段が高いなぁという気持ちは
もうとっくにどっかに言ってしまった。
もっと言えば、これだけこれだけ素晴らしいな感じるものであれば、
BTモデルも、TYPE-Sも買っちゃおうぜ、みたいな気持ちになっている
自分がいるのが笑えるのだ。
だから、値段については不問っということですな。
清水の舞台から飛び降りる気持ちで、的なこともあるかもしれないが、
とりあえず、飛び降りてみようよ。まじでヤバいからこれ。
私は完全に惚れてしもたってやつです。
HHKBの打鍵感はどうなの?
スコスコという感触がこれほどまでに心地よいとは。。。
触れば触るほど、もっと触りたくなる。もっと打ちたくなる。
一体なんなんだ、この感覚は(遠い目)
ヨドバシのキーボードコーナーで、いろんなキーボードを触る機会があり、
その時と明らかに感触が違うと感じたのは、展示品と新品の差もあるが、
Macの前に座って、しっかりと向き合って打つのと、立って試し打ちした
明らかに手や指のポジションや角度もあると思う。
デスクにおいて安定した土台に設置されたHHKBは値段相応、
それ以上に感じるだけのハイクオリティなモノだった。
兎に角、軽やかなのだ。
スコスコという感触が心地よく、直ぐに何かを打ちたくなるのだ。
ずっと触っていたい衝動に駆られるキーボードって今ままでお目にかかったことが無かった。
HHKBはのダメなところも検証する
基準をどこに置くかによって考え方はかわるだろう。
とりあえず、HHKBについて巷で言われているデメリットをリストアップしよう。
・キーボードごときに3万もするのは高すぎる
・英語配列キーボードは矢印キーが無いので不便
・Fnボタンでまかなうコマンドが多くて混乱する
・「墨」はキートップが見えにくい
・少し打鍵音がうるさい
・HHKBに慣れると後戻り出来ない
まずはお値段。
確かに高い。だけど、この値段だからこそ、この質の打鍵感と
スピード打ちが出来るのではないかとおもう。
キーピッチやストロークの幅、「静電容量無接点」という方式、
どれをとっても開発側が練りに練り込んでいるのが体感出来る。
どうだ!最高だろ!と言わんばかりのクオリティには圧倒される。
これほどまでに心地よいモノだということを経験出来るのはHHKBならでは。
値段云々の問題ではなく、それだけ魅力を感じてしまうのだ。
私の場合は、コンパクトさだけではなく、浅すぎることなく深すぎることなく、
キーボードに心地よさと打ちやすさを追求したい欲求があり、
このキーボードにいきついた様な気がする。
HHKBの英語配列はFnキーとの組み合わせで、特殊キーを
おすことになるのだが、MacBookを使い慣れているならこの点は問題ないだろう。
ただし、英字配列は日本語配列版と違って、右端に矢印キーが配置されていないので、
Fnボタンを押しながら矢印キーの代わりとなるキーを押すことになる。
これだけは正直だけ慣れが必要だと思う。
見た目だが、今回購入した「墨」色はダークグレーのキートップに黒文字で
インジされているので、特に手元がハッキリと見えない老眼な私にしたら、
矢印をなんとなく目視しながら打つ事がほぼ困難な状況だ。
このなんとなく確認の作業が必要ないブラインドタッチで
バカスカ打てる人にはたまらんでしょうね。私もほとんどブラインドで
いけるのだけど、特殊キーや矢印キーを押す場面では(特に矢印キーはよく使うので)
数日使っていてもまだ指がまごついている自分がいる(汗)
矢印キー、小さくてもいいので右シフトキーの下に作ってくれ〜いw
と開発側にお願いしたいところだ。
結局、使い込めばこなすほど愛着が枠ものだし、
キーの配置が他とは違うとか、キートップの文字が見えにくいなんてことは
HHKBを触っているうちに忘れる。
ホームポジションから殆ど離れること無く、全てのキーに指が届く
コンパクトさに慣れてしまうと、他のキーボードへ戻ることが出来ない
というのがデメリットだと言われるのも解る気がする。
実際、母艦であるMacBook Proの上に置いて使っているのだが、
MacBookのキーボードを打とうとするとキーピッチの広さに戸惑う。
こんなにも広かったのか、と。
MacBook 12インチをさらっているときも感じるのだが、無駄に広い(笑)
外国人は手が大きいからこのサイズはデフォルトになって然るべきだとは思うが。
打鍵音だが、私は気にならなかった。
騒音には敏感な方だが、仮にスタバなどでいまのセットアップで持ち出して打っていても、
特に気にならないかな。周囲を気にするタイプの人は止めた方がいいかも。
たまにWin10のノートPCでペチペチいうキーボードを打っている人がいるが
あれに比べたら「上品な音」だと思いますよ。
HHKB Professional2検証のまとめ
ということで、HHKBを検証してみましたが、
このキーボードが最強かどうかはアナタ自身が決めることだと思う。
私の基準で見たときのHHKBはほぼパーフェクトだと思うし、
これからも使い込んで良さを追求したいと思う。
矢印キーの付いている日本語配列版も使ってみようかなぁと思案しているが、
如何せん@や”などのキーの配置が違うということで違和感を感じてしまうかもしれない。
もっともキーマッピングソフトで英語配列のように設定しちゃえばいいのかもしれないけど。
もっと言えば、英語配列キーだけを取り寄せて、日本語配列版にはめ込んで
キーマッピングソフトで、、、みたいなエロいことをやるのも在りなのかもしれない。
無刻印バージョンのHHKBもあるので、思い切って無刻印JPを購入して
キーマッピングソフトで独自設定を構築しちゃってもいいんだよな。
色々とアイデアは膨らむ。
BTモデルで配線の無い環境も経験してみたいが、TYPE-Sを購入してみて、
更に惚れてまうやろ〜になってしまった場合、USBに挿してBT化する
素晴らしい機器があることが判明したので、入手した暁にはまた紹介したいと思う。
HHKB、買いですよ。最強のキーボードだと思います。
読んで頂き感謝申し上げます!
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